アベマプライムに出演しました

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文部科学省が7月31日、「2024年5〜6月に実施した学力の経年変化分析調査の結果を公表しました。この調査は小学校6年生と中学3年生が受ける国語・算数・数学・英語・理科などの統一テストによって学力を調べるという調査ですが、極端な学力低下が見られたため、8月4日のアベマプライムに呼ばれました。

アベマプライムよりキャプチャ

アベマプライムは6年ぶりの出演でして、テレ朝への出演も含めて、本当にお久し振りの六本木でした。
さて、縦軸が0から始まらない、このようなの460-520のグラフは、極端な変化になりがちなので、本来はあまり信用してはいけないのですが、それでも全国統一のテストでこれだけの低下は問題です。

アベマプライムよりキャプチャ

日本全体における学力低下について、原因を断定することは難しいのですが、文科省調べではコロナ禍の登校制限を経たこと、そしてスマホの影響ではないかという分析がなされています。
ちなみに、「家庭の社会経済的背景が低いほど低スコア」というのは、親の学力が低い家庭ではもともと家庭内での子どもたちの学びの機会が少なく、学習塾等の費用捻出もできないという状況のことを指します。さらに、コロナ禍では同級生との交流もままならず、ちょっと賢い友人・知人・家族等に教えてもらうという機会が失われ、より低スコアの傾向が強まったといえます。

アベマプライムよりキャプチャ

さて、文科省は2019年、つまりコロナ前年にGIGAスクール構想を発表しました。(GIGA:Global and Innovation Gateway for All)
GIGAスクール構想は、ICT環境(情報通信技術:Information and Communication Technology)を活用するための環境を整備するというもので、生徒・児童に1人1台のPCやタブレット端末を渡して教育を行うというもので、当初は2023年度までの整備を予定していました。
ところが、新型コロナウイルスの蔓延で、2020年は児童・生徒の登校を制限することが多くなり、予算の執行を前倒しにして、自宅で授業を受けられるようにと、異例の早さで整備が進めらることになりました。

アベマプライムよりキャプチャ

PCなどの端末の配布はどうにかなったものの、問題は教育コンテンツです。
これが難しくて私の地元、神奈川県では、小中学校については、各学年・全科目の代替授業を映像コンテンツを制作し、テレビで放送することになりました。しかし、YouTuberではない先生たちが、いきなりカメラの前で授業を行い、講義コンテンツを作ろうとしても、かなり残念な教育映像になってしまっていました。
学校から配布されたタブレットでは、YouTubeなどの娯楽コンテンツの視聴は制限されていますが、学校と親、学校と児童の連絡ツールはLINEやそれに類する学校専用アプリが使われるため、子どもたちに自宅用のスマホ・タブレットを買い与えることになります。これが自己学習を邪魔する娯楽コンテンツ視聴へとつながります。
この娯楽コンテンツの視聴と、各アプリの通知音が子どもたちの集中力を削ぐことになってしまいます。

アベマプライムよりキャプチャ

そして通学が可能になったとしても、英語のような科目の場合、マスク着用義務の下では支障がありました。コミニュケーションツールでもある英語は、その発音方法や表情を捉えて理解する言語でもあるので、マスクで口を覆われてしまうと、聞き取りづらいし話しづらいのです。

アベマプライムよりキャプチャ「口元を隠されると英語の学習が難しい」を説明

一方で、スマホを活用した学習コンテンツは充実していきます。リクルートの「スタディサプリ」などに代表される、学校の講義を補完・代替する授業配信アプリや、様々な疑問を解決するようなネットコンテンツも増えてきました。つまり、全てスマホが悪いというわけではありません。
ただ、出演者である安部敏樹さんによれば、スマホ画面の小ささなどは教育コンテンツとしての価値が乏しく、あまり意味がないという意見もあります。

アベマプライムよりキャプチャ

スマホアプリで学習に活用できているという人がいる一方で、乙武洋匡さんも指摘されていたのですが、やはり「本当に教育を必要としている人たちはスマホでの学習は困難」です。

まとめ「スマホはあくまで学習を補完・一部代替が可能なツールである」
私は児童・生徒を教室に集め、教師が授業を行うことが基本だと思っています。私も教員経験があるひとりとして申し上げると、やはり学習者の顔を見ながら講義をすることに意味があるからです。
私は美容学校で非常勤講師をしていますが、私の授業がつまらなければ、生徒は寝てしまうことがあります。寝てしまうということは、私の話し方が拙い、話題が身近でない、興味が持てないということですから、私自身がその授業の中で改善をしたり、声を大きくしたりと学生に合わせることができます。
しかし、リモート授業のように生徒の顔が見えないような形式では、ただ垂れ流すだけの授業になってしまうのです。だから、学校の授業は「対面」が良いのです。なので、授業を配信するといったサービスは、あくまで欠席時の補完のためのサービスと考えた方が良いと思います。

今回、乙武洋匡さんや安部敏樹さんに教えていただくことも多くて勉強になりました。
私が専門家として登場するのも何か申し訳ないのですが、とても楽しい時間を過ごすことができました。また呼んでいただきたいです。

アベマプライムよりキャプチャ


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