東京大学大学院教授が逮捕

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東京大学教授が収賄容疑で逮捕されるというのはたまに聞きます。これは国立大学の教授がみなし公務員であるためで、これが私立大学である慶應や早稲田では起こり得ません。せいぜい学内の懲戒処分止まりです。

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読売新聞の記事によると、飲食店や性風俗店での接待を自ら要求していたことが被疑事実となったようです。
当初は儀礼的な接待だったものが、手厚い接待に変わり、接待はあたかも当然の権利のように常態化し、調子に乗った教授が「次はあの店」「その次はあの女の子」と、エスカレートしていったという感じの印象を持ちます。

接待費を上回るメリットが無くなって切り捨てられたか

違法・合法は置いておくとして、接待が常態化しても、仮にコストが高額になってしまったとしても、それなりの節度ある人間づきあいであれば、企業にとっての有名大学の大先生を切り捨てることは考えません。しかし、これだけ大きな問題に発展したということは、資金を提供し続けた企業側からの「金食い虫認定」があったのではないかと想像します。

30年前になりますが、私が付き合っていた中堅広告代理店の担当者がまさにこんな感じで、当初は「菓子折り」だった関係が、「100万の仕事を発注してやるから風俗へ行かせろ(風俗店の領収証と引き換えに現金を要求)」とエスカレートしました。その後、「200万の仕事を発注したことにして、190万をキャッシュバックしろ」とまで言ってきたのです。「お前の会社の売り上げは誰のおかげだと思うのか」「自力では稼げないくせに」という心ない言葉を浴びせられたので、目先の金よりも関係を断絶し、相手側の企業から提訴された時にそなえて証拠収集を行いました。つまり、仮に自分が逮捕されようと提訴されようと、この担当者の命令になど従いたくなくなったのです。

おそらく、この東大教授は、地位に甘んじて横暴な要求をしたのではないかと思うのです。担当者も企業も、「贈賄で検挙されてでも、この教授は許せない」という判断をしたのではないでしょうか。

定年退職の近づいた大学教授の身の振り方

私は法学部や大学院に在籍していた頃から、退職した教授の身の振り方を観察していました。
当時の制度は、一定の要件を満たした法学部で、法律学の助教授を5年以上務めると、無試験で弁護士になれるというものがありました。実務経験はほとんどないけれど、法律事務所の名誉弁護士的な扱いで勤務するという姿を見たことがあります。

これが医学の世界だとどうなるか。臨床医の世界であれば開業なり、勤務医という道もあるのでしょうが、研究を中心にやられてきた教授は、天下り的に地方の定年が80歳くらいの大学教授として再就職するか、または企業の顧問的な職に就くというのでしょうか。ただ、大学教授として再就職する場合は、顕著な研究実績が必要な訳で、ここには競争があります。

私の知っている大学教授のセカンドキャリアでは、国会議員に立候補したり、行政書士の資格を取って法律家のような顔をしたりと、よくわからないものが多くあります。

元教授だけど無能な人なんて人はいくらでもいます。
逮捕された教授の次のステージはどんなものになるのか、興味があります。

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