株式会社Pと有限会社Tの2社が、私の職務著作を無断で盗用した件について、一審は私の請求が棄却されました(敗訴)が、二審の知的財産高等裁判所での判決は請求が私の認容されました(勝訴)。
この事件は、私がスメルゲット(ホルムアルデヒド対策商品)という商品の販売ページを制作するために撮影した商品画像と関連の記述をこの2社が私や私が役員を務める会社に無断で自社のホームページに使用したことについての著作権侵害訴訟です。
一審の横浜地裁判決では、同2社が無断で画像や文章を盗用したことを認めつつも、それは著作権法が定める著作物に該当しないという判断の下に、1円も請求を認めないという判決を言い渡しました。(庄司芳男裁判官)
しかし、この横浜地裁判断が日本の著作権法上のリーディングケースとなってしまうと、世の中のウェブクリエーターが撮影した全ての商品画像は著作物とは認められないことになり、パクリまくりの無法地帯になる危険があります。
そこで私は控訴しました。
原判決を次の通り変更する…。
一審の横浜地裁では0円の完全敗訴でしたが、二審の知財高裁では金1万円と訴訟費用の5分の1を支払えとの判決が出ました。
詳細は判例データベースに掲載されたようです(PDF)ので、こちらをご覧くださいませ。

松本理事長、勝訴に喜ぶの図(^^;)
※11月2日コメント追加
この事件の詳細については、11月下旬に発売される下記の本をお読みください。

私の2冊目の著書です(^^)。
書名『ホームページ泥棒をやっつける-弁護士不要・著作権・知的財産高等裁判所・強制執行』
定価:1500円
発行:花伝社
作・松本肇
画・ぼうごなつこ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763404806/
コメント