資格を取ると貧乏になります。
……という書名です。
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誰でも「この資格を取れば一生食うに困らない」というのに踊らされたことはあると思います。
しかし、難関資格に合格したものの、食うに困る人たちも多く、この元凶は資格至上主義であることや、それらを簡潔に批判・解説した本。
面白かったのは、第5章、TOEICで高得点を取っても、たいていの人は英会話などできないってエピソード。
まぁ、資格試験は合格してナンボ、高得点を取ってナンボだから、予備校の存在や合理的学習法の体得により、試験にだけ強い人(=実務は怪しい)が有資格者のマジョリティになってしまうのだという話。
私もおぼろげに思っていたことを、実に簡潔に書いてくださった良書だと思います。
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