徴兵制は平等か

原子力発電からの脱却

太平洋戦争の時代の「徴兵制」。あれって、どうやって赤紙を出す人を決めていたんでしょうかね?徴兵検査を受けた人の中からの抽選でしょうか?

ある意味、それは平等だったのかもしれません。

いま、あの時代の徴兵を現代で行うとしたら恐ろしいから、若者の反発も大きくなる。だから、徴兵検査や無作為抽選みたいなことはしないだろうけど、米国のように貧困家庭の子どもたちをスカウトして、「軍に入れば大学へ行けるし、家族も健康保険に入れるし、その後も安定した職を与えられる」と言葉巧みに説得し、本人も家族も納得した上で、戦場へ若者を送ることになる。

これって、無理に兵隊に取られるわけじゃないから、厳密な徴兵じゃない。

でも、時の政府が、貧困者に対する政策を疎かにして、格差が拡大したらどうなるか。日々生きていくためには、犯罪者になるか、軍人になるかの究極の選択しか無い社会なんて嫌だ。

そういうストーリーを知ってしまうと、安倍晋三氏の「国防軍」とか、石原慎太郎氏や橋下徹氏の「徴兵」なんてのは、そら恐ろしい。

貧富の差を拡大させればさせるほど、「志願」という名の、「親孝行」という名の、実質的な徴兵がなされるってことじゃないか。

……こういう思想を抱いてしまうのは、「左翼」とか「アカ」と呼ばれてしまうのかもしれない。

現に、上記のことをツイッターでつぶやいたら、ネトウヨと呼ばれる右翼思想のみなさんから「サヨク」と言われましたからね(^^;)。

でも、私は、這い上がろうとしている弱者を利用して命を差し出させる政策には納得がいかないのです。

そう、実は、福島原発の作業員は、貧困から這い上がるために、わずかな報酬で働いているのです。放射能のリスクを承知しているのか、リスクには目をつむっているのか、それともリスクは無いと嘘をつかれているのかはわからないが、いずれにしても、命と金を引き換えにしているのです。これは放射能から国民の健康を守るための、実質的な国防軍であり、徴兵ではないのか。

山本太郎氏の演説を聞いて、ハッとさせられるところがあった。

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やはり、原発を推進するとか、再稼働なんて選択肢は、やっぱりおかしいんじゃないのか。貧しい人が、わずかな金と引き換えに命を差し出すというのは、この日本で起こってはいけない事態なのではないか。

私を「左」と呼びたい人は呼んでいい。人間の左脳は、思考や論理を司る人間的な脳と言われます。論理的であり、人間的でありたいのです。

私を「アカ」と呼びたい人は呼んでいい。私の体には5リットルほど、赤い血が流れています。

論理的におかしいことを、きちんと意見表明する人でありたい。

サヨクだろうがアカだろうが、正しいと思うことを、きちんと表明できる人でありたいのです。

徴兵制から原発の問題まで、いろいろ述べたけど、言いたいのはごくわずか。

【命を大切にしよう。】これは同じ国に住む人たちはみんなが安全で文化的で公平で平等に生きられるようにしようってことです。

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